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2013年10月9日水曜日

Slim Smith / Born To Love

この人が、もう少し長生きしていれば、
以降のレゲエ史も、違うものになってたかもな~。

彼、SlimSmithが亡くなったのが1972年なので、

丁度、Bob MarlyがIslandから「Catch a fire」を
リリースし、全世界に認知されていく年なのです(´∇`)

60年代~70年代始め、米国のR&BやSoulが世界的に流行し、
MotownやStaxなどから、多くのリスペクトなシンガーや
グループが紹介されました。
Jamaicaでも、後期のSka、RockSteady、そして初期Reggaeに
至るこの時期に雨後の筍の如く、たくさんのボーカルグループが
誕生したのです(。-_-。)

Smithも、そんなグループを渡り歩いています。
ソロになる前に、The TequnicsとThe Uniqesと言う、
Jamaicaでも、人気のグループにいました。

彼の、持ち味のファルセットボイス。
レゲエシンガーでファルセットで歌う人は、
私は、Smithしか知りません。と言うか、
居たのかもしれませんが、印象に残っていないので、
ファルセット=Smithなのです。

当時、Motownの看板グループだった、
Smokey Robinson&The Miracles(以前は単にThe Miracles)の
ボーカリストSmokey Robinsonも、美しいファルセットを
聞かせていましたが、案外SmithもRobinsonに
影響されたのかもしれませんね(´∇`)


さて、アルバムですが、
私の所有しているのは米国盤。
ジャマイカ版再発モノにありがちな、「ジャケ」貼り合わせの歪みや、
スーパーの魚コーナーで、サンマを入れナイロン袋を
連想させる「内袋」などの、雑な作りは全くなく、
非常にカチッとした作りで、違和感だらけのジャマイカ版と違い、
全く違和感がないのだが、少々音がこもり気味なのが残念です。

Data
Studio One  PSOL004
Side A
1)  Born To Love 
2)  I've Got Your Number 
3)  You Don't Care 
4)  Rougher Yet 
5)  I'll Be Around


Side B 

1)  I'll Never Let Go 
2)  Happy Times 
3)  The New Boss 
4)  Keep That Light 
5) Do You Love Me 




My Best Tune

どれも、最高のロックステディナンバーで、選びにくいのですが・・・

★Born To Love

流石!アルバムタイトルに冠せられるほど。
最高のナンバーです。

You Don't Care 

Jackie Mittooの名リデイムMidnight Specialに乗せて
歌いまくるsmithがGood

I'll Never Let Go

ダンスホール定番リデイムの“Answer”を使った作品。
今のハコでかかっていても、全く違和感ないよな~。

The New Boss
 スカナンバー。バックは多分SoulBros?




シゲランガイド(ミシュランガイドと同じく★3つが最高です)

ジャケ度
お世辞にも、いいとは言えない写真(印刷か?)具合。
ジャマイカ版シルクスクリーンジャケの使い回しなのでしょうか?
リスペクト度
★★★
「もし」は無いけど、生きてたらね~。
以降のレゲエ史を確実に書き換えただろう人

まとまり度 

★★★
一曲一曲が珠玉。スタワンには録音数は少ないようだが、パマなど複数レーベルにに個人~グループ名義のアルバム・シングルがある。
総合評価
★★★
文句なく、★★★でしょう。
ただ、音が悪い。CDは持ってないけど、
音はいいのでしょうか?

Other Numbers
ホントに全てがいいのです。
こんなアルバムを名盤というのでしょうね。

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